今日は私の祖母の家に行きました。
私も中学校卒業まで同居していた思い出深い家です。
二階建ての家ですが、現在は祖母しか住んでおらず、一階だけで生活が完結しているようです。
昨日の義実家訪問とは対照的に、今日の祖母宅でのメニューは「おうち焼肉」「祖母の手作りカレー」「デザートのケーキ」でした。
全くお正月感のないメニューです。
全員で8人の親戚たちが集まって、居間を焼肉やタバコの煙でモクモクにしながら過ごしました。
昨日の義実家では清潔感のある空間で、丁寧に作られた料理を少人数でいただきましたから、ものすごい差です。
祖母の家は曽祖母の代から住んできた、とても年季の入った家です。
家のあちこちがミシミシ鳴りますし、ドアノブの調子が悪かったり、タバコのヤニで壁が黄色くなったりもしています。
お世辞にも綺麗とは言えないし、古いスナックのような匂いがします。
私はどちらかというと部屋は良い匂いが良いし、たとえ清潔じゃなくても「清潔感」だけは保つように家具をこだわったり、物を増やしすぎないように生活しています。
家を訪れた人に、物が少ないとか、生活感が無さすぎると言われることもありました。
なので、部屋の嗜好は祖母の暮らし方とは全く正反対なわけです。
けれど、祖母の家には子供たちや孫たちの写真、思い出の写真が至る所に飾ってあり、祖母がよく使う物は祖母が取りやすいところに置いてあって、祖母が楽しい時も辛い時も吸ってきたタバコの痕跡がしっかり残っています。
たとえ綺麗じゃなくても、祖母の人間味が強く現れている家をとても愛しく感じました。
それに、使い尽くされた家だから、おうち焼肉のような匂いや汚れがつきやすい料理も楽しめます。
祖母の家が既にボロボロだから、いくら汚しても良いというわけではありません。
もう何十年も、綺麗さや清潔感よりも「暮らしの楽しさ」「料理の美味しさ」などを最優先に使い尽くされてきた家だからこそ、当たり前のようにみんなで楽しく焼肉ができるのです。
たまに病気をしたり怪我をすることもある祖母ですが、今はまだまだ元気です。
それでも、祖母があの家で元気に一人暮らしできる時間にも限りがあるのは当然のことです。
現実的には老後どうする?みたいな話題も多く上がりますが、祖母が元気なうちはあの家での時間を思いのままに楽しんで欲しいというのが孫の望みです。
もっと掃除して欲しいとか、せめてタバコは換気扇の下で吸って欲しいとか、私も母も叔父たちも思うことは色々ありますが、今あの家に住んでいない私たちがあれこれ口出しするのは、あまりにも身勝手ですよね。
住環境が荒れすぎて健康が害さたりしない限りは、できるだけ口出ししないで見守っていけたらと思います。
今日は、昨日の義実家とはまた違う楽しい時間を過ごしました。
久しぶりに普段会わない親戚、特に祖母の顔が見られてとても幸せでした。
これからも親戚たちとの集まりは大切にしていきたいと思います。